頭が良くなりたい、と漠然と思うことが
よくあってだな。
で、
どんなときにそう思うかというと
ようするに自分の要領の悪さとか
鈍感さが原因で失敗する時なんです。
そんでもって、そういうとき
思っちゃうんだ。
「ああ、頭良くなりてー!!」と。

馬鹿としか言いようがないです。
大抵そういう場合その手の失敗の原因っていうのは
ちょっと実際的な手段をとることによって
解決できることが多いのに馬鹿だから
「頭良くなったらこんな失敗しないはずだ」
と思って、んでそして、思ったまま…
何かこう劇的なことが起こって自分が
「頭良くなったら」こんな失敗しないはずだ!
とか思い続けたまま…
ということが結構あるわけです。
実体験なので書いててアレなんですが

そんでふとこういう考え方を持っているヤツは
きっとヤクとか怪しげな新興宗教とかにはまりやすいのでは
ないのかな、と思ったわけです。
「頭が良く」なんて漠然とした目標を
漠然としたまま解決しようとするとそれぐらいしかないな、と。

で、話し代わって一年ぐらい前のことなんですが
私事ですみませんが、キャッチに引っかかりそうになりました。
街角を歩いててキレイなおねーさんに話しかけられて、
いつもだったらすげなく断ってたんですが、
突然の休講でひまだったので
話の種ぐらいになるかなという非常に軽い気持ちで
ついていってしまい…
あとはもうあれよあれよというまに話が進んで
あわや転落人生でした。
通帳もってなくて良かった…
でも契約書に拇印押しちゃってたので
人生で初めてクーリングオフというものをしました。
(家だと見咎められる危険性が
あるので)郵便局でハガキを書いて
三枚ほど書き損じその度にハガキの自動販売機に
50円入れつつ鬱々としたのも今では良い思い出です。
COOLING OFFという言葉の意味を噛み締めました。

普段そんなのにひっかからねーよ!と思っている人
(自分がそう)ほどその自信のあまりちょっとした
好奇心でついていってみようとかあるかもしれませんが、
心の中に曖昧な願望を持っていたら注意した方が良いです。
(なんだか人間全てに当てはまりそうですが…)
とにかくにこやかな笑みとともにおねーさんに
あなたの悩みはこのサービスを受けない限り
絶対に解決しないです!!!ということを100倍ぐらい婉曲に
100回ぐらい繰り返されると頭に片隅でそんな馬鹿なと思っていても
逃げられません。

だから街角でにこやかーに、おねーさん、おにーさんに声をかけられ
「何か悩みはありませんか?」といわれたら
有無を言わさずに
「ありません」
と言ってやりましょう。
おにーさんは
「そんなこ言ってー。自分のどこかを変えたいとか思ってないのー?」
と言ってくるかもしれませんが
「いや、それなりに満足してるんで」
と答えましょう。
そして足早に逃げ去りましょう。

おにーさんは、
「えー?そんな…(ことないでしょう)」といいながら
フェードアウトしてゆきました。
自分の顔をじっと見つめていました。ふざけんな。



冒頭と話し変わりまくりですが
とりあえず睡眠学習枕みたいなものは解決になりえない
ということでひとつ。とっぺんぱらりのぷう。