今日もまたベルニーニ。関連本紹介。

今日もまた図書館に行ってきた。今度は別のところに。
今のところ検索して出てくるベルニーニの本は
どこの図書館にも二冊しかない。

ベルニーニ (イタリア・ルネサンスの巨匠たち―バロックの誕生)

ベルニーニ (イタリア・ルネサンスの巨匠たち―バロックの誕生)

上の本はモノクロ画像のみのベルニーニの一生を辿った本。
下はカラー図版が豊かな見て楽しめる本。
どちらも互いに補い合う内容だ。
おとつい行った図書館に置いてあった上村清雄の本は
あろうことかカラー図版が切り取られている部分があった。
それでその部分を今回確かめてみるとコンスタンティヌス大帝の騎馬像と
巻紙を手にする天使像の部分だった。扱いも大きく美しく撮られていて
確かに手にしたい気持ちは分かるけどなら買えよと。
それはともかく上の本のおとついの続きを読む。
彼の最後期の作品の話とバロック美術の不遇の時代についてだ。
個性はそのままに信仰心の高まりが感じられるガブリエーレ・フォンセカの胸像や
福女ルドヴィーカ・アルベルトーニの像に感動した。
というか感動する筆者の気持ちがそのまま伝わってきた。図版しか見ていなくても
実際に見るとこうなんだろうなと思わせる文章だった。
いいな。
……すっごくすっごーくローマに行きたい。