ネットと未成年者とイタチごっこ

グーグルで自分の名前を
検索したらあまり思い出したくも無い感じにヘタレた俳句もどきが実名付きで出てきた。
確か中学生のときにコンピュータの授業、というか「技術・家庭科」の授業で
クラス全員で打ち込んだものだと思う。
一番はじめの授業で、では!試しにインターネットを使ってみましょう!となって
アルマゲドン」(なぜアルマゲドンかというと
ブルースウィリス初め渋めの親父キャラに嵌っていたから)
と検索ワードを打ち込んだらガチエロサイトが出てきて
更に隣の席の子にどれどれと覗き込まれ
慌てて消そうとしたらまだウィンドウの閉じ方を習ってなくて
滅茶苦茶あせって嫌な汗が出た記憶がある。今思えば教え方の順番が間違っている。
なぜアルマゲドンでエロサイトが出てくるのか。SEOか……orz
サイト閲覧制限という考え方そのものが存在してなかったと思う。
パソコンの管理全体がその時学校の中で一番パソコンに詳しかった技術科教師に
一任されていた時代だった。いや、もしかしたら今でもそうかもしれない。
当時のさいせんたーん!がその中学校の新築校舎には詰め込まれていて、
一教室に一台のパソコンがルータと共に置かれていた。
お昼休みに男子(男子という言葉そのものが懐かし系キーワード)
が群がってネットをしていて、それがもれなくエロサイトだった気がする。
青少年に文明の利器を与えてもエロにしか利用しないといういい見本がそこに存在していた。
世界に繋がるインターネットも単なるエロツールでしかなく
校内BBSも最初外部からの書き込みも可能だったのが後から
完全校内使用のみ!ログインしたあとの実名書き込み限定に変更されたあたり
なんだかキナ臭い(要するに実名中傷書き込み)があったようで
ここらへん「ぱど厨」や「ネバ厨」等とたいして変わらない実態が透けて見える。
佐世保の事件ではないが7,8年前でもやはり中学生(以下の)のインターネット使用は
そもそも使用していた時点で問題発生が予告済みのツールだったとも言える。
未成年者に対するアダルトサイト等のゾーニングは確かに有効であると思うが
ネットでの情報の受信ではなく「情報を発信する」ということに付きまとう問題は
単純にネットに書き込みを送信するだけで起こるものであるから
ネットマナーを教えればいい、というだけではサッパリ解決しない。
要するに「大人側の」技術的な対処が必要となるのだろうけれど
これは多分永遠にイタチごっこが続くだろう、未成年者と大人の間に
圧倒的な技術格差が起こらないかぎりは。


*ぱどに関してはあまりに関係のない外部サーバーや
アップローダからの画像呼び出しが横行したせいで
外部からの画像呼び出しが完全に禁止になったはず。
一時は「アップローダ」とつくアップローダ(検索とクチコミでやってくる)
が完全にぱどタウンの未成年利用者に占拠され「BBS」「LINK」等のアイコンや
個人用アイコンに無断使用するためのネットで拾った美形女子高生の顔写真(何故?)
果ては「可愛いじゃん」という言葉のもとに使用される美少女(エロ)ゲーのスクショ、
「綺麗だし直リンOKって書いてあるよ!」で個人サイトのバナーなど
が凄い勢いでアップされ続けまさに草刈場だった。