バジリスクを読んだ。というか甲賀忍法帖の漫画。

ピーナッツの作者死して後スヌーピーの露出が増えたような気がしたのと
同じぐらい、このごろ原作:山田風太郎と言うのをみかけるわけですが、
甲賀忍法帖なんて漫画化を二回してるわけで。んで
今回読んだのはこっち↓

バジリスク~甲賀忍法帖~(1) (ヤンマガKCスペシャル)

バジリスク~甲賀忍法帖~(1) (ヤンマガKCスペシャル)

や。なんですね。アレです。
バガボンド以降の時代漫画カタカナ五文字の法ですね。やるなあ。
とかなんとか思ったりしたのはともかく、
スタンド使いもかくやというほどの荒唐無稽っぷりというか
忍者が超人過ぎだろ、というか。まあ原作風太郎だから、でかたづくっちゃかたづきますが。
バトロワなんか目じゃないぐらいの殺し合いっぷりですね。伊賀と甲賀
こんなにこいつら仲悪くなかったらしいぜ、と言う暇もないほどザックザックなので
本当に言う暇がありません。溶けるわ刺されるわ絞め殺されるわ精気吸い取られて干乾びるわ
大変です。
で、オチはまあ突っ込めないとして
やっぱ女人の色っぽさは格別ですね。おお吸い付くような白い肌、と原作で描写されているに
相違あるまい、といった感じに吸い付きそう。モッチモッチの玉の肌です。
みんな同じ顔に見えるとか睫毛バッシバッシとか気にしてはいかんのです。
あくまで現代的なグララマスさと鴉の濡れ羽色の髪を備えた麗しくつおい美女が
醜悪な顔の男に惨たらしく花を散らされるところがミソなんでしょう、ええ。
そういう意味では上手いなあ。とても。
ヒロインの伊賀の朧は最後のシーンが無かったら可愛い夕顔タイプの女子なので
どちらかといえば戦って散った方に惹かれました。一杯いるので名前は割愛。みんな好き。
主人公に横恋慕して最期に自分の毒息で殺そうとした甲賀方の女の人なんてもう大好き。
滅茶苦茶可愛くて怖くてやっぱ可愛い。伊賀忍者との化かし合いのシーンの為だけでも
買う価値あり。