林田球のドロヘドロを読んだ

ドロヘドロ 1 BIC COMICS IKKI

ドロヘドロ 1 BIC COMICS IKKI

昨日書店で表紙買い。
そのあと、昼食を食べに近くの
安レストランに入って注文待ちの間に
読み出したんだけど、こう、
(しまったぁあああ、食事時に読む本じゃねえ!)
……人が死ぬ。それもザックザック。
こないだサムライチャンプルー (1) (角川コミックス・エース)をを読んだときは
同じくらい人死にが多いにもかかわらず、
メシ時に読んでも平気の平左だった。
たぶんそれは、その描写が人体トウフ系だったからなのだが、
ドロヘドロは同じくらい人が良く切れるけども
もっとこう、ちゃんと人体に管が通っているよというか、
ドログロネチャリというか、
維管束のあるヨウカンぐらいの質感というか…いやドロヘドロなのか(笑
とにかくそのときはご飯時に読む本じゃないな、と思い
家帰ってから三巻まで読んだ。
…面白い。最初魔法使いが魔法の練習のために
「人間」の世界である「ホール」にやってくる、と読んだときは、
てっきり、ダークホルムの闇の君 (創元推理文庫)とかア・リトル・ドラゴン〈1〉青い瞳のダークエルフ (電撃文庫)みたいに
こちら(現実世界)とあちら(ファンタジー世界)をRPGの枠組みによって
結ぶ話かと思ったんだが、(*1後から考えたらそれもおかしな話だけど)
案に相違して魔法使い側は魔法使い達の世界にリアルで
住んでいて、そこで魔法な日常を営んでいた。
そんでもってマジに魔法のスキルアップを図って「ホール」
にやってくるのだ。
最初にバカスカ人が死ぬので(しかも主要キャラだと思ったやつでも
死ぬ)ちょっととっつき難いように感じたが、話が進んで、
簡単に死ぬキャラと簡単には死なないキャラの判別がついてくると、
安心して世界感に浸れる。というかハマッた。
グロいのが平気なら激しくおススメ。