読了[果てしなく感想文][ろくごまるに]ろくごまるに 封仙娘々追宝録 刃を砕く復讐者(下)ネタバレしまくり
何この神展開。
の一言で終わりにしても気持ち的には充分です。
刃を砕く復讐者〈下〉―封仙娘娘追宝録〈9〉 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: ろくごまるに,ひさいちよしき
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/11
- メディア: 文庫
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後半に行くにつれての盛り上がりは凄い。
そして見事に騙された。
具体的には屋根の上の静嵐エピソードが無視されて話が進んだりとか
かなりな違和感を感じつつも
牢を開けようとしてシチめんどくさい手順を双子が使うまで
ピースがバラバラな感じで、んで、↑で気付いてから後に来る神速の展開。なに?神?
読者の視点が殷雷と同じところに設定されているので
彼に記憶が戻ってくる描写が真に迫って受け取れ、
その切なさと謎解きの快感が胸に迫って、
5年のブランクとかそういうのがどうでもよくなった。
すげーよ。ろくごまるに。だってこんなの最初から仕組んでなきゃできないぜ?
この仕掛けってマジで一巻から考えてたのか?
いや、けっこうアレな説明(神気)とかもあったけどさ。
というか下巻おもんなかったらどうしようかとか思ってたよ。
でも今は本当にひれ伏してる。あとこの後の展開どーすんだと思ってる。
とりあえずは龍華と夜主と梨乱に期待。
あと短編との整合性だけどもしかして
短編の二人の方がパラレルで
氷の和穂が実は……とかなのか?
混沌だ。実に面白い。