映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]

すんごい今更ながらレンタルして見たのだけれど
ロックだ!とてもロックンロール!
主人公のヘドウィグはドラァグクイーン?といってよいのかだけれど
とにかく東ドイツ人男性からの性転換者のロッカーで
かつてロックの薫陶を授けた恋人兼弟子に
共作した曲をアメリカに持ち逃げされしかも成功されてしまった。
それでアメリカに渡ってそいつの行く先々で彼女もコンサートをして
奪われたものを取り返そうとするストーリー。
主人公が性転換の手術で1インチ残ってしまったという境界線上の
キャラクターなのでもう既存の生き方に反逆しまくり
凄い奇抜で変なファッションしまくりでつまりロック。
作中掛かる曲も本当にサントラ買おうかというぐらい良くて
メディアプレイヤーでヘビーローテーションかましてます。
そんでもう一つのテーマの「魂のかたわれ探し」ですが
彼女?の性の境界線上のキャラクタを上手く使ったオチになっていて
映像的にも分かりやすい感じで良いです。
とにかく映像が極彩色のド派手で綺麗で主人公(兼監督の)ジョン・キャメロン・ミッチェル
がどう見ても男の顔なんだけどときどきハッとするぐらい「女性」に見える
というエロティックさが中毒になるヤバイ映画です。
一回は見とくべし!という普遍性はあります。