まだまだフィーバー中女王の教室第五回。「先生!なんで動物園にいたんですか!そしてお姉ちゃんのサボタージュを何故知って(略」の巻

ここはそんなエスパー&働き者の悪魔教師を応援するサイトです。
★一行でわかるあらすじ★
前回後半〜今回前半にどんぞこだった主人公がダークサイドに落ちた由介を仲間にした!

★無駄に長い感想★
前回の感想で阿久津先生の意図がわからーん!と吼えていたらどうやらそのママのセリフが出てきましたね。
「ライオンはその子供を千尋の谷に突き落として…」
そして何故か姉との外出先の動物園でライオンの檻をじっと見ている先生……
とても分かりやすい演出ですが主人公の行き先を知っているエスパー先生が怖いです。
そして一服の清涼剤だった姉までも先生の魔の影響下に(言い過ぎか)
しかしモサドもびっくりな先生の諜報能力はなんなんでしょうね。

そして水泳(いいなあ。室内プール…)の時間に文字通り足を引っ張られておぼれる主人公を颯爽と先生が助けます。一瞬少女マンガフィルターが掛かりそうな見事な泳ぎかつお姫様だっこにビビリました。宝塚です。ヅカくさいです。大好きです(;゜∀゜)=3
もっともその後にはちゃんと突き落としもありました。期待を裏切りません、しかしその毒はわりと薄かったようにも思います。

そして卒業証書を渡したから来年の三月まであの子は来ないわ、という先生の助け船のようにも思えるセリフに導かれて主人公は絵に描いたような下町のスナックの由介の家に行きます。

場面かわって由介と川べりで話しているうちに主人公がこの負け犬がぁ!(意訳)と憤ってモグラのタタッキーを川端に投げました、結構酷いな。

しかしその後由介の祖父からそれがお母さんの唯一のプレゼントだったことを聞いて一生懸命泥川を探ったりしているところを由介が語りかけるんですが、そこでこのドラマの一番の大嘘でありポイントに気付きました。(いまさら)

あ ん な 一 生 懸 命 な 子 現 実 に お ら ん

なんでそんなに一生懸命になれるんだよ?なんで頑張れるの?という問いかけにとても誠実に主人公がクラスがバラバラで何も思い出も作れずに卒業なんてイヤ!答えます。

そのポジティブさこそがこのドラマの肝だろうと思います。
ドラマの冒頭の「〜戦いの物語である」というのも要するにその「あきらめなさ」を主張したいのだ、ということでしょう。
一生懸命って格好わるーい、という風潮へのアンチテーゼだと。
だからその対立軸を明確にするためのもう一つの嘘として悪魔教師のその悪魔っぷりがあるんだと思います。
逆境を作り出すことも一つの教育だというテーマですね。
(そしてこの教育方針が現実に上手くいくかは…)

となればこのドラマの味噌はどうこの大嘘を上手くまとめれるかとなります。
このまま主人公の盛り返しがすんなり行くわけがないのですが、最後の最後であの先生がどんな幕を下ろすのか。あ〜気になる。乗せられてるなあ。楽しいなあ。来週は優等生の女の子の話っぽいです。絶対見よう…


*追記
中学生の弟にこのドラマって友達の間ではどうよ?と聞いたらば
「なんで殴らんのか分からんって皆言ってる」
という答えが返ってきた。
……悪魔教師が鬼のように強いという設定が無かったらそういう展開もあったかもね…